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調教ごっこ
第2章 調教ごっこ

「なっ……ちょっと───どう☆◇※😍▽れっ」
悠樹の、いや、弟の生々しい痴態を目の当たりにし、悠香は動転した。
言葉にはできないが、声をあげずにはいられない。
そんな悠香を見下ろし、悠樹が誇らしげに笑う。
「どうよ?俺のビッグマグナム──ワイルドだろ?」
「う、うん……じゃなくてっ──そ、そんなのお姉ちゃんに見せて恥ずかしくないわけ?」
いやぁ、全然と、悠樹は真顔のまま首を横に振る。
「わかってないなぁ、姉ちゃんは。快楽ってのは恥ずかしさの果てにあるんだよ。恥じやプライドを超越することにセックスの本質があるんだ。あ、これ豆な」
「ううっ……確かに一理あるけど──なんで高校生のユウ君が、そんな哲学語るわけ?」
フッと、悠樹が鼻で笑う。
「俺は今、高校生でも弟でもない……姉ちゃんを調教する一人の男さ」
語り終えると悠樹はソッと悠香の手を握った。
「で、どうしてくれんのこれ──姉ちゃんのせいだぜ?責任とれよ」
悠樹に握られた手がグイッと引き寄せられる。
刹那、悠香の手の平に男の感触が走った。
「きゃっ」と悠香は叫び、真っ赤な顔を悠樹から逸らす。
しかし、その手の平は悠樹の股間の上から動かさなかった。
悠樹が力づくで押さえていたこともある。
しかし、それ以上に悠香の動きを止めるなにかがあった。
うそっ───だめよ、こんなの……
あり得ない……弟のを触るなんて──
だめっ、やめて……
早く……もっと───虐められたい……

