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調教ごっこ
第2章 調教ごっこ

「で、今のはどうよ?」
姉の唇を奪ったというのに、悠樹は照れる素振りもなく平然と悠香を見つめていた。
悠香の頭に血が上る。
なに?なんなの?私がユウ君とキス?
たまらず悠香は視線を逸らし俯いた。
「だから素直になれって。ほら、言えよ──今の気持ち」
「う、うん……ごめん、ちょっとキュンとしちゃった……」
「ふーん、ということは──もしかして濡れちゃった?」
ドキンと悠香の胸が弾む。
被虐の炎が少しずつ、しかし確実に悠香の理性を燃やしていた。
うそっ!どうして……私、感じてる……
もっともっと───虐めて欲しい
羞恥の表情を浮かべ、悠香は無言のままコクりと頷いた。
クスっと悠樹が笑う。

