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ちょいS部長の羞恥レッスン
第1章 きっかけは大失敗から
すると、璃子にとってはさらに驚くべきことが起こった。
部長の口元にかすかに笑みが浮かんだように見えたのだ。
しかしそれも僅か一瞬のことに過ぎず、次の瞬間にはいつもどおり藤崎は冷静な表情に戻って言った。
「契約成立だな。今回の件は私に任せておけ。もう一切心配は要らない」
「あ……ありがとうございます……」
依然として、狐につままれたような表情で言う璃子。
藤崎はここで眉間に皺を寄せてから言った。
「ただし、少しでも歯向かう態度を見せたり、反論したりすれば、その時点で契約違反となるからな。その瞬間、この約束は反故にして、事実を上層部に報告することになる。私の命令には無条件かつ速やかに従うこと。いいな?」
「了解しました。肝に銘じておきます」
話についていけておらず、「とにかくこのピンチを脱したい」ということしか頭になかった璃子は、そう答えるしかなかった。
部長の口元にかすかに笑みが浮かんだように見えたのだ。
しかしそれも僅か一瞬のことに過ぎず、次の瞬間にはいつもどおり藤崎は冷静な表情に戻って言った。
「契約成立だな。今回の件は私に任せておけ。もう一切心配は要らない」
「あ……ありがとうございます……」
依然として、狐につままれたような表情で言う璃子。
藤崎はここで眉間に皺を寄せてから言った。
「ただし、少しでも歯向かう態度を見せたり、反論したりすれば、その時点で契約違反となるからな。その瞬間、この約束は反故にして、事実を上層部に報告することになる。私の命令には無条件かつ速やかに従うこと。いいな?」
「了解しました。肝に銘じておきます」
話についていけておらず、「とにかくこのピンチを脱したい」ということしか頭になかった璃子は、そう答えるしかなかった。