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ちょいS部長の羞恥レッスン
第10章 再び部長との夜
 明日またしても藤崎と二人っきりになることが判明し、「また何かされるのでは」と不安になる璃子。

 藤崎と二人っきりになること自体、璃子はまだ慣れることができずにいた。

「仕事が終わった後、俺の家へ来ることは覚えているな」

「はい……。あ、荷物は……」

「そんなこといちいち言われなくても分かっている。先にお前のアパートへ寄ってやる」

「ありがとうございます……」

 明日の夕方のことを思うと、不安で気分が沈んでくる璃子は、聞き取りにくいほどの小声で答える。

 いつ雨が降り出してもおかしくない空模様が覗く、窓を見つめながら。




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