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ちょいS部長の羞恥レッスン
第10章 再び部長との夜
「これはチャンスかもよ」
「え? 何の?」
彩乃と同じくヒソヒソ声で尋ねる璃子。
「決まってるでしょ。部長とお付き合いを始めるための、ね。先週、ホントに何の兆しもなかったの?」
この話題をできれば避けたい璃子は、ドキドキしながら考えた。
藤崎とは「関係を怪しまれたら、恋人同士ということにしておく」という取り決めはしていたものの、「果たしてこの場合どんな風に話せばよいのか」ということを。
しかし、そのとき、藤崎が二人のもとへと近づいてきて言った。
「島村と私は、済まさないといけない仕事が残っている」
この言葉を聞くや否や、姿勢を正して彩乃が言う。
「あ、お邪魔をしてすみません! それでは部長、また明日! 璃子も、またね」
璃子が「また明日」と挨拶を返すと、彩乃はウインクしながら手を振り、すぐにドアから出て行った。
「え? 何の?」
彩乃と同じくヒソヒソ声で尋ねる璃子。
「決まってるでしょ。部長とお付き合いを始めるための、ね。先週、ホントに何の兆しもなかったの?」
この話題をできれば避けたい璃子は、ドキドキしながら考えた。
藤崎とは「関係を怪しまれたら、恋人同士ということにしておく」という取り決めはしていたものの、「果たしてこの場合どんな風に話せばよいのか」ということを。
しかし、そのとき、藤崎が二人のもとへと近づいてきて言った。
「島村と私は、済まさないといけない仕事が残っている」
この言葉を聞くや否や、姿勢を正して彩乃が言う。
「あ、お邪魔をしてすみません! それでは部長、また明日! 璃子も、またね」
璃子が「また明日」と挨拶を返すと、彩乃はウインクしながら手を振り、すぐにドアから出て行った。