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ちょいS部長の羞恥レッスン
第10章 再び部長との夜
二人っきりになると、思わず身構えてしまう璃子。
ところが、藤崎は璃子に触れるどころか、近づきすらせずに言った。
「今日はうちに泊まる日だ。覚えているだろうな?」
「ええ」
その「泊まる」という言葉を聞くだけで、璃子の身体はこわばってしまう。
藤崎は璃子をじっと見つめながら、さらに言った。
「よくよく考えれば、泊める日が来るたびに、璃子のアパートまで荷物を取りにいくのは面倒だ。いっそのこと、関係が終わる8月11日まで、俺のうちに住むことにしろ」
「えっ! でも……」
藤崎の発言はつまり、「8月11日まで、俺の家で同棲しろ」と言っているのと同じだったので、目を丸くする璃子。
内心、「そんなことになれば、毎晩気が休まらなくなりそう」と思う璃子だったが、同時に「これ以上、命令に逆らってしまってはマズイ」とも思ったので、言葉を飲み込んだ。
「そういうことだ。今からお前のアパートへ向かうから、必要なものは全て車に積み込め」
「で、でも……! 大家さんに知らせないといけないですし……」
「今日これから説明すればいいだろ。とにかく、お前は断ることはできない。分かってるな?」
こう言われては、璃子は「はい」としか言えなくなる。
そして、二人は一緒に部屋を出た。
ところが、藤崎は璃子に触れるどころか、近づきすらせずに言った。
「今日はうちに泊まる日だ。覚えているだろうな?」
「ええ」
その「泊まる」という言葉を聞くだけで、璃子の身体はこわばってしまう。
藤崎は璃子をじっと見つめながら、さらに言った。
「よくよく考えれば、泊める日が来るたびに、璃子のアパートまで荷物を取りにいくのは面倒だ。いっそのこと、関係が終わる8月11日まで、俺のうちに住むことにしろ」
「えっ! でも……」
藤崎の発言はつまり、「8月11日まで、俺の家で同棲しろ」と言っているのと同じだったので、目を丸くする璃子。
内心、「そんなことになれば、毎晩気が休まらなくなりそう」と思う璃子だったが、同時に「これ以上、命令に逆らってしまってはマズイ」とも思ったので、言葉を飲み込んだ。
「そういうことだ。今からお前のアパートへ向かうから、必要なものは全て車に積み込め」
「で、でも……! 大家さんに知らせないといけないですし……」
「今日これから説明すればいいだろ。とにかく、お前は断ることはできない。分かってるな?」
こう言われては、璃子は「はい」としか言えなくなる。
そして、二人は一緒に部屋を出た。