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ちょいS部長の羞恥レッスン
第11章 友則
誰もいない事務室に入った二人が、仕事の準備をしていると、続いて出勤してきたのは彩乃だった。
さっき再確認があったとおり、「恋人ということで押し通す」という方針は決まっているものの、それでも心配になってくる璃子。
彩乃に「部長と交際を開始した」と伝えてしまうと、質問攻めに遭うことはほぼ間違いないだろうからだ。
挨拶を交わした後、彩乃が小声で言ってきた。
「ねぇ、部長と何かあったの?」
彩乃の顔には、好奇心がありありと表れている。
どうにかはぐらかそうと、璃子が同じく小さな声で答えた。
「え? 何かって?」
「昨日も二人でこの部屋に残ってたんでしょ。で、今朝はこうして、部長と同じくらい早い時間から出勤。そりゃ、怪しいじゃん」
「私だって、たまに早く来るし……」
さっき再確認があったとおり、「恋人ということで押し通す」という方針は決まっているものの、それでも心配になってくる璃子。
彩乃に「部長と交際を開始した」と伝えてしまうと、質問攻めに遭うことはほぼ間違いないだろうからだ。
挨拶を交わした後、彩乃が小声で言ってきた。
「ねぇ、部長と何かあったの?」
彩乃の顔には、好奇心がありありと表れている。
どうにかはぐらかそうと、璃子が同じく小さな声で答えた。
「え? 何かって?」
「昨日も二人でこの部屋に残ってたんでしょ。で、今朝はこうして、部長と同じくらい早い時間から出勤。そりゃ、怪しいじゃん」
「私だって、たまに早く来るし……」