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ちょいS部長の羞恥レッスン
第2章 彩乃とおしゃべり
だが、時既に遅し、だった。
モテモテの友則は、1週間後には早くも別の女性と交際を開始したようで、その噂を耳にした璃子は酷く心を痛めることに。
幸いなことに、部署が違う友則と普段顔を合わせる機会が稀なので、璃子はどうにか平常心を保てていたが、もしまた会ったときのことを考えると胸が苦しくなる璃子。
璃子はいまだに、友則一人だけを想い続けていたが、それと同時に「もう二度と、よりを戻せるはずがない。自分にはそれだけの魅力はないから」ということと、「もし奇跡が起こって、よりを戻したとしても、また浮気されてしまってはツライし、再び口論となって同じ展開を辿るかも」ということは、しっかり自覚していた。
そういうわけで、友則のことを思うたび、璃子の心はザワザワしてしまう。
そうした経緯を、かなり詳細な部分まで、親友の彩乃には話してあるので、璃子の元気がないとき、いつも彩乃は「友則君のことかな」などと推量してくるのは当たり前のことだった。
モテモテの友則は、1週間後には早くも別の女性と交際を開始したようで、その噂を耳にした璃子は酷く心を痛めることに。
幸いなことに、部署が違う友則と普段顔を合わせる機会が稀なので、璃子はどうにか平常心を保てていたが、もしまた会ったときのことを考えると胸が苦しくなる璃子。
璃子はいまだに、友則一人だけを想い続けていたが、それと同時に「もう二度と、よりを戻せるはずがない。自分にはそれだけの魅力はないから」ということと、「もし奇跡が起こって、よりを戻したとしても、また浮気されてしまってはツライし、再び口論となって同じ展開を辿るかも」ということは、しっかり自覚していた。
そういうわけで、友則のことを思うたび、璃子の心はザワザワしてしまう。
そうした経緯を、かなり詳細な部分まで、親友の彩乃には話してあるので、璃子の元気がないとき、いつも彩乃は「友則君のことかな」などと推量してくるのは当たり前のことだった。