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ちょいS部長の羞恥レッスン
第11章 友則
予想外の質問に、璃子はますます当惑する。
しかし、すぐに藤崎の事を思い浮かべ、「恋人ってことにしておくんだった」と思い出して言った。
「うん、一応」
璃子が「一応」と付け加えた理由は、「彼氏がいる」ということを友則にもしっかり知ってもらう一方で、嘘をつくことを避けるためだ。
実際、藤崎は璃子の彼氏ではないのだから、「うん」だけだと、友則を騙していることになるので、璃子にとっては嫌だったといえる。
実のところ、どっちみち騙していることに変わりはないのだが、それでも璃子の感じる後ろめたさは少しは軽減された。
「やっぱり、そうか……」
鈍感な璃子でも気づくほど、友則の声のトーンがはっきりと落ちた。
そして、「まさか、ヨリを戻そうと思って電話してくれたのかな」という気がしてくる璃子。
しかし、すぐに藤崎の事を思い浮かべ、「恋人ってことにしておくんだった」と思い出して言った。
「うん、一応」
璃子が「一応」と付け加えた理由は、「彼氏がいる」ということを友則にもしっかり知ってもらう一方で、嘘をつくことを避けるためだ。
実際、藤崎は璃子の彼氏ではないのだから、「うん」だけだと、友則を騙していることになるので、璃子にとっては嫌だったといえる。
実のところ、どっちみち騙していることに変わりはないのだが、それでも璃子の感じる後ろめたさは少しは軽減された。
「やっぱり、そうか……」
鈍感な璃子でも気づくほど、友則の声のトーンがはっきりと落ちた。
そして、「まさか、ヨリを戻そうと思って電話してくれたのかな」という気がしてくる璃子。