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ちょいS部長の羞恥レッスン
第13章 プールにて
 ウォータースライダーの乗り場には、十数名の人々が列を成して順番を待っていた。

「やっぱり混んでますね」

 璃子が言うと、藤崎は「そうだな」と言葉を返した。

 確かに混んではいたが、待ちきれないほどではなかったので、二人はそのまま黙って待つ。



 そして数分後、璃子たちの一つ前で待っていたカップルの番が来た。

 男性係員の指示により、滑り始める位置から少し離れた場所にて、そのカップルの様子を見ながら順番を待つ璃子と藤崎。

 そのカップルは当然のように、二人一緒に滑るようだ。

 そんな様子を見ながら、璃子が小声で藤崎に言った。

「あ、前の方々は、お二人ご一緒に滑られるんですね」

「は? 俺たちもそうだろ」

「え?」




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