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ちょいS部長の羞恥レッスン
第13章 プールにて
 別々に滑ると思い込んでいた璃子は、目を丸くした。

 内心、「それでは、まるで恋人同士みたい」と思う璃子。

 しかし、特に嫌な気がしたわけでもないので、何も言わないでおいた。

 藤崎の方はというと、「一緒に滑って当然」と思っているのか、いつもと変わらぬ涼しい表情で順番を待っている。

 そんな会話をしているうちに、前のカップルは着々と準備を進めていた。

 滑り台の入り口にて、男性が女性を後ろから抱きしめるような格好で、専用の浮き輪に乗って待機している。

 まもなく、係員の合図を受けて、そのカップルはゆっくりと滑り始めた。

 すぐさま、係員が藤崎に向かって合図を送る。

 藤崎はそれを受けて、おもむろに滑り台入り口へ向けて歩き始めたので、璃子もすぐ後に続いた。




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