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ちょいS部長の羞恥レッスン
第13章 プールにて
 藤崎に促され、先に浮き輪の上へ座り込む璃子。

 先ほどのカップルと全く同じように、藤崎は後から乗り込んできて身体を密着させた。

 もう何度も肌を合わせた仲とはいえ、こういう人に見られる場にてこんなことをされると、璃子はどうしてもドキドキしてしまう。

 追い討ちをかけるかのように、藤崎は自然な挙措動作で、背後から抱きしめるような格好で、璃子のバストとお腹に両手を当てた。

 ますます密着してしまい、璃子の顔色は赤くなり、喉は渇くばかりだ。

 すると、すぐ背後にいる藤崎よりもさらに遠くの方から、誰かの会話が聞こえてきて、璃子の注意を引いた。

 どうやら、順番待ちの列にいる若い女性たちの会話のようで、「あの男の人、かっこいいね」「身体も引き締まっててがっしりしてるし、素敵だなぁ」「あんなイケメンにギュッとしてもらってる彼女さんが羨ましい」などと、口々に言っている。




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