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ちょいS部長の羞恥レッスン
第15章 フットサル
 翌朝、二人は昨日と同じ体育館へと来ていた。

 フットサルの試合のためだ。

 昨日、モールから帰宅した後、ルール等について璃子は藤崎から事細かな説明を受けたのだが、全て覚えられたのかどうか自分でも自信がない。

 それでも、藤崎から「出るだけ出てみろ」と言われたので、途中出場することに決まった。



 そして同点の後半から、交代で出場した璃子。

 璃子は最前線のピヴォと呼ばれるポジションにて出場した。

 璃子本人は「初心者だから一番前は厳しい」と訴えたのだが、チームメイトによると「初心者に勧められるのは、そのポジションだけ」ということらしい。

 璃子自身が予想したとおり、身体が全く言う事を聞いてくれず、お粗末なプレーに終始したが、相手チームが「初心者相手」ということで手心を加えてくれたらしい様子もあって、どうにかボールに触ることはできていた。




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