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ちょいS部長の羞恥レッスン
第16章 再びおもちゃを使って
 結局のところ、こうなるだろうということは璃子にも分かりすぎるほど分かっていた。

 しかしそれでも、璃子は一応の拒絶を示したくなるのだ。

 実のところ璃子は心のどこかで、藤崎のプレイを心待ちにしてしまっている自分に気づいていたのだった。

 資料室の時も、プールの時も、カーセックスの時も、「誰かに見られるかもしれない」という不安が、底知れぬ快感を生むことを実感してしまった璃子。

 そういうプレイが行われると聞いては、璃子が期待してしまうのも無理もなかった。

 だが、自分がそんな変態的なプレイを望んでいるということを認めたくない気持ちもまた、璃子の中には確かにあるのだ。

 それでどうしても、形ばかりの拒絶や抵抗を示してしまうのだった。




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