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ちょいS部長の羞恥レッスン
第21章 花火大会
午後7時前、二人は山道を歩いていた。
さすがに日中よりは気温が下がっているはずなのだが、依然として蒸し暑く感じる璃子。
それは、藤崎と一緒にひたすら山道を歩き続けているからかもしれなかった。
花火がよく見えそうな場所はどこも黒山の人だかりだったが、二人が歩く上り坂には人影もまばらだ。
藤崎によると、この先に穴場スポットがあるらしい。
もっとも、「最近はネットや口コミのせいで、せっかくの穴場も一瞬で広まってしまうから、今年から人だかりができていても不思議ではない」と当の藤崎が言っており、穴場である保証はどこにもなかったが。
下に下着を着けていないことにより、璃子はここまでずっと落ち着かない気持ちでいた。
万が一にも浴衣がはだけてしまうと、周囲に全部見られてしまう状態なので、当然だろう。
そのため、浴衣に草履という格好で上り坂を歩く大変さすらほとんど気にならず、璃子は心の中で「ブラもショーツも着けてないと、スースーして落ちつかないなぁ。早く到着しないかなぁ」と何度も思っていた。
さすがに日中よりは気温が下がっているはずなのだが、依然として蒸し暑く感じる璃子。
それは、藤崎と一緒にひたすら山道を歩き続けているからかもしれなかった。
花火がよく見えそうな場所はどこも黒山の人だかりだったが、二人が歩く上り坂には人影もまばらだ。
藤崎によると、この先に穴場スポットがあるらしい。
もっとも、「最近はネットや口コミのせいで、せっかくの穴場も一瞬で広まってしまうから、今年から人だかりができていても不思議ではない」と当の藤崎が言っており、穴場である保証はどこにもなかったが。
下に下着を着けていないことにより、璃子はここまでずっと落ち着かない気持ちでいた。
万が一にも浴衣がはだけてしまうと、周囲に全部見られてしまう状態なので、当然だろう。
そのため、浴衣に草履という格好で上り坂を歩く大変さすらほとんど気にならず、璃子は心の中で「ブラもショーツも着けてないと、スースーして落ちつかないなぁ。早く到着しないかなぁ」と何度も思っていた。