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ちょいS部長の羞恥レッスン
第21章 花火大会
思わず、「わ~」と歓声をあげる璃子。
やや遅れてドーンと鳴り響く音も、大きく聞こえる。
一心に夜空を見上げる璃子のすぐ横にて、藤崎はショルダーバッグからレジャーシートを取り出すと、草むらの上へ広げて敷きながら言った。
「1時間半も立ちっぱなしでは疲れるから、ここに座れ」
「ありがとうございます」
早くもシートにどっかりと座り込んでいる藤崎の隣に、璃子はそっと腰掛ける。
すると今度は、バッグから小さなスプレーのようなものを取り出しながら藤崎が言った。
「虫がいそうだから、この虫除けスプレーを少し吹きかけておく」
「はい」
肌を露出している部分に、黙ってスプレーを吹きかけられながら、璃子は内心「高虎さんって、本当にそつがないなぁ」と思っていた。
藤崎が自分の身体にもスプレーを吹きかけ終えたちょうどそのとき、真夏の夜空をひときわ鋭い閃光が走る。
ここまで打ち上げられた中では、最も大きな花火が上がったのだった。
まもなく、その花火に巻けずとも劣らない大きさの花火たちが、まるで競い合うかのように立て続けに夜空を明るく照らし、少し遅れてそれぞれの音が響き渡る。
迫力ある光景を、璃子は目を輝かせながら見入っていた。
やや遅れてドーンと鳴り響く音も、大きく聞こえる。
一心に夜空を見上げる璃子のすぐ横にて、藤崎はショルダーバッグからレジャーシートを取り出すと、草むらの上へ広げて敷きながら言った。
「1時間半も立ちっぱなしでは疲れるから、ここに座れ」
「ありがとうございます」
早くもシートにどっかりと座り込んでいる藤崎の隣に、璃子はそっと腰掛ける。
すると今度は、バッグから小さなスプレーのようなものを取り出しながら藤崎が言った。
「虫がいそうだから、この虫除けスプレーを少し吹きかけておく」
「はい」
肌を露出している部分に、黙ってスプレーを吹きかけられながら、璃子は内心「高虎さんって、本当にそつがないなぁ」と思っていた。
藤崎が自分の身体にもスプレーを吹きかけ終えたちょうどそのとき、真夏の夜空をひときわ鋭い閃光が走る。
ここまで打ち上げられた中では、最も大きな花火が上がったのだった。
まもなく、その花火に巻けずとも劣らない大きさの花火たちが、まるで競い合うかのように立て続けに夜空を明るく照らし、少し遅れてそれぞれの音が響き渡る。
迫力ある光景を、璃子は目を輝かせながら見入っていた。