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ちょいS部長の羞恥レッスン
第21章 花火大会
 突然、あまり遠くないところから人声がしたので、璃子は驚いて動きを止めた。



 花火と遠くにある電灯以外に明かりがないという暗がりの中、二名の人の姿が出現した。

 対面座位で藤崎と繋がったまま、璃子は仰天のあまり固まってしまう。

 その二人組も、すぐに璃子たちに気づいたようだ。

 そのうちの一人が、ばつが悪そうに言った。

「あ、せっかく二人っきりで花火をご覧になっていたところ、すみません。俺たちも恋人同士ですし、どうぞお構いなく」

 藤崎のシンボルを花筒に挿し込んだまま、璃子は言葉を返すことすらできない。

 暗がりということも幸いし、どうやら璃子たちが性交をしているということまではバレなかったらしい。

 しかしそれでも、「セックスの最中、他の人たちが近づいてきた」というシチュエーションは変わらないので、璃子の動揺は計り知れなかった。




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