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ちょいS部長の羞恥レッスン
第24章 新たな業務
断れるはずがない璃子はすぐに答えた。
「はい、了解いたしました」
「今回は私のほうでもバックアップを取ってあるから、先月のように島村がうっかりデータを消しても大丈夫だ。もしまたああいうことをやらかした場合、作業を最初からやり直しとなるだけだ。心配なら、こまめに保存して、そちらでもバックアップを取っておけ」
「はい……。先月は申し訳ございませんでした。今回は細心の注意を払います」
そう答えつつ、ますます先月のあのミスのことが頭から離れない璃子。
ほんの一瞬、「もしまたミスしたら、ああいう関係を再開してもらえる?」などと馬鹿げた考えが璃子の頭をよぎったが、今回はバックアップを取ってもらっているので同じ展開になるはずがないと、璃子にもすぐに分かった。
一瞬とはいえ、愚かで無責任で恥ずべき考えを抱いてしまった自分を、璃子は心の中で強く責める。
もっとも、幾ら頭の中で思いつこうとも、自分にはそんな馬鹿げた行為を実行に移すことは絶対に出来ないと、璃子自身分かっていたが。
「はい、了解いたしました」
「今回は私のほうでもバックアップを取ってあるから、先月のように島村がうっかりデータを消しても大丈夫だ。もしまたああいうことをやらかした場合、作業を最初からやり直しとなるだけだ。心配なら、こまめに保存して、そちらでもバックアップを取っておけ」
「はい……。先月は申し訳ございませんでした。今回は細心の注意を払います」
そう答えつつ、ますます先月のあのミスのことが頭から離れない璃子。
ほんの一瞬、「もしまたミスしたら、ああいう関係を再開してもらえる?」などと馬鹿げた考えが璃子の頭をよぎったが、今回はバックアップを取ってもらっているので同じ展開になるはずがないと、璃子にもすぐに分かった。
一瞬とはいえ、愚かで無責任で恥ずべき考えを抱いてしまった自分を、璃子は心の中で強く責める。
もっとも、幾ら頭の中で思いつこうとも、自分にはそんな馬鹿げた行為を実行に移すことは絶対に出来ないと、璃子自身分かっていたが。