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第5章 部長との初めての夜

「高虎さんのオ〇ンチンを……私のオ〇ンコに……欲しいです」

　これを聞き、頷きながら藤崎が言う。

「よく言えた。しかし、次からはもったいぶらず、素直にすんなり言え。もし次また、俺の指示に対してもったいぶった態度を見せるようなら、今度こそお前のミスを上に報告して、この関係を終わらせる。『仏の顔も三度まで』だ。分かったか」

「はい……」

　絶望的な気分になって、うつむき加減で璃子は言う。

　だが、ここで藤崎が少し表情を和らげた。

「別に俺はお前を叱ってるわけではないぞ。嫌なら嫌で、約束を破って逃げ出せばいい」

「そ、そんなことは……！」

「そういうつもりはないんだろ。だったら、大人しく従うことだ。慣れてないのはこちらも分かってる。でももう少し、努力もしろ。俺が言いたいのはそれだけだ」

「は、はい……」

　さっきよりもはっきりした声で璃子は言った。