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第2章 食事
「約束が、違う…」

少し上ずった声で、なんとか声を出した。

「だってちーちゃん、ずっと物足りなさそうにこれ、見てたでしょ?」


タカダは他の客に見えないようにしながら、リモコンをチヨに見せつける。

「これ、期待してたでしょ?」

そう言いながら、ゆっくりとリモコンのスイッチを強と書いてあるほうに動かしていく。

「や、お願い…」

泣きそうになりながら体に力を入れるチヨに満足したのか、タカダはスイッチをゆっくりと戻した。

「ほら、素直に言って。期待してた?」

チヨは、ゆっくりと首を縦に振る。

「興奮してる?」

その言葉にも、頷く。

「素直でよろしい。じゃ、冷める前に食べよう」

「あ、あの、これ、そのまま?」

弱くなったとはいえ、まだローターは微かに動いている。

「きちんと食べ終わったら、止めてあげるよ」

「そんな、このままじゃ、食べられません」

「えー?ほんとに?」

振動だけじゃない。
この状況に、普段よりも敏感になってる。
でも、タカダは楽しそうにしながら、ハンバーグに手を伸ばしている。
スイッチを止めるつもりはないみたいだ。

チヨは震える手でスプーンを取る。
こんなの、他の人に変に思われないかな。
無意識に感じて動きそうになる腰を、我慢して。
きっと、顔も赤い。

「食べないの?」

チヨは食欲など全くなくなったけれども、とりあえず早くこの状況を抜け出そうと、スプーンを口に運んだ。
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