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第20章 約束

その手は茂みを通り過ぎ、埋もれていたそれを見つける。
タカダの言う通り、溢れすぎるほど溢れた入り口で指をしめらすと、中指でゆっくりと擦り始めた。

「んんっ、ああっ」

軽く撫でるだけなのに、電気が走ったかのような感覚にチヨは仰け反りそうになる。

それでも指はチヨの意思とは無関係に、ひたすら自らの体を愛撫する。

「ああっ、あっ」

徐々にチヨの声は高くなり、タカダはそれを余すことなくレンズに収めていた。

「んん？やらしい声出して。気持ちいいの？」

「んっ、きもち、いいっ、あっ」

目を閉じたまま、タカダの声がさらにチヨを興奮させる。

「いつも、そうしてるの？」

「うん、ああっ、そう、これ…」

チヨはもう恥じらいも捨て去り、体の欲求にひたすら指を動かすだけだ。

「へぇ、いつもそうやって乳首とクリいじってるんだ。中は？入れないの？」

「んんっ、いれ、ない…」

片手は乳首をつまみ、たまには捏ねるように撫ぜ。
もう片手の指はひたすらクリトリスを責めぬく。
チヨの、いつもの行為。

「そう、じゃあそのまま、いつも通りイッて？」

タカダの声にさらにチヨは儚く声をあげる。

もう、とまらない。


チヨはたった数分で、びくんびくんと震えながら、頂点に達した。