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第21章 帰路
オープンしたばかりの店内には、一人年配の男性がいるだけだった。
チラリ、と一瞬こちらに目をやった後、二度見するようにもう一度チヨたちを眺める。

「はは、あのおじさん、きっとちーちゃんがいやらしいオモチャで遊ぶの想像してるよ」

タカダが耳元で囁く。
チヨが反応するよりも早く、タカダはゆっくりと進みながら棚に並ぶ商品を順番に眺めていた。

「あの…」

「あ、ちーちゃん、これなんてどうかな?」

チヨの言葉を遮り、タカダは1つのパッケージを手に取る。
透明なプラスチックのその中には、黒いてかてかとしたブラジャーを身につけている外国の女性が描かれていた。

「これなんですか?」

チヨはそれが何かがわからずに首をかしげている。
その反応にタカダは満足し、それをカゴに入れた。

さらにタカダは奥に進む。

「ね、どれがいい?」

「タカダさん、声大きいです」

「ん?」

わざとだ。
先ほどから先客の男性はチヨたちが気になるのか、チラチラとこちらを見ている。
チヨはたまらずに逃げ出したくなるのに、それでも初めて訪れるアダルトショップへの好奇心のほうが優っていた。

「で、どれにする?」

体を近づけ、タカダが囁く。

目の前には、いくつものローターやバイブが並んでいた。

「あの、私は、別に…」

「照れなくていいんだよ。ここに来る人はみんな目的一緒なんだから。これは?」

タカダの手に取ったものは、今まで見たものたちより格段に太くて大きい。
男性器をそのまま模したそれを見るだけで、チヨはじんわりと潤むのを感じながらも、首を振った。

「これじゃない?じゃあ、こっち?」

それはチヨの見たことがない形をしていた。
柔らかい薄いピンクのそれは、L時に柔らかくカーブしている。

渡されたまま見てみると、それをどう使うかが想像できてしまった。
長い方は先端が丸く膨らみ、根元はきゅっとくびれている。
曲がった先には、無数の棘のような突起物が並んでいた。

「これをね、中に入れると、ちーちゃんの大好きなGスポットを刺激してね、こっちはクリをいじめてくれるんだって」

タカダの言葉にチヨは赤面する。
満足気にそれを見ると、タカダはカゴに入れた。
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