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第22章 車中
「あ、向かうから人くるよ。見られちゃうんじゃない?」

タカダが羞恥を煽るように言う。
チヨはその言葉に、つい外を見る。

数メートル先を歩く人の姿が映る。

「やだっ、やあ」

「あーあー、やだって言いながら、さっきからすごい締めるよ?興奮してるの?」

「ちが、ちがうっ、ああっ」

「んー?でもこんな場所で自分で入れて腰振る変態だもん、見られるのも好きなんでしょう?そうだ、窓開ける?」

「だめっ、お願い」

チヨはタカダの頭を抱きしめるようにしがみつき、声を殺す。

すでに疲れ始めたのか、チヨの体は快楽を貪ろうとしながらも、徐々に腰の動きが落ち着いてきた。
通行人はチヨたちの痴態に気がつくこともなく、車のすぐ横を通り過ぎた。

「ちーちゃん、限界?じゃあ、こうしてあげようか」

「ひやぁぁっ」

タカダは言うが早いか、激しく腰を上げ突き上げた。

「ん?これ、気持ちいい?」

チヨの反応を見ながら、一回二回と、何度も打ち付ける。

チヨはたまらずに、しがみつきながら、されるがままに体を揺らす。

「こういうのは?」

言いながら、タカダは激しく上下に動き始めた。

「ああ、だめ、それぇ、イッちゃ、イッちゃうよぉ」

「んん?だーめ。俺がイクまで我慢して」

そう言いながらも、タカダはチヨの体を支えながら動き続ける。

「やああっ、ああっ、だめぇぇ」


チヨは外にも響く声をあげながら、大きく仰け反った。
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