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第23章 ハプニングバー
タカダが一杯目を飲み干した頃、突然声をかけられた。

「隣いいですか?」

そこには来店したばかりのタカダと同世代っぽいスーツ姿の男性と、真っ白なブラウスにスカートを纏った女性がいた。

タカダはチヨに尋ねることなく快諾した。
女性はありがとう、と微笑むとチヨの隣に腰掛ける。

よかった、女の人が隣で。
チヨはほっと安堵した。

「乾杯」

自然な流れでそのカップルともグラスを重ねる。

「ここ、よく来られるんです?」

「いえ、今日が初めてです」

「そうなんですね、って、私たちも2回目なんですけど」

チヨを挟みながら、タカダと女性は会話をしている。
会話に入ることもできずに、チヨはつい会ったばかりの二人の手元を見つめる。
二人の左手の薬指には指輪がはまっていた。

でもそれはまったくデザインの異なるもので。
なんとなく二人の関係に気がついたチヨが顔をあげると、その女性はいたずらが見つかった子供のような表情でチヨに笑いかけた。

綺麗な人。
チヨよりも少し年上かな。
でも若作りすることなく、大人の女らしい仕草や所作に心奪われる。

こんな人もここにくるんだ。

ぼんやりと思っていると、突然その女性に肩を叩かれた。

「ね、後ろ見てみて。始まったみたい」

囁くような声に振り返る。

ボックス席の一番奥。
さっきまでは普通に飲んでいたと思っていたのに。

そこには、黒いスーツの女性が脚を組んで座り。
その足元には。

上半身を赤い縄で縛られたブリーフ一枚の中年男性が跪いていた。
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