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第24章 個室
「そんなに俺のが欲しいんだ?はは、いいよ、欲しければ入れても」

タカダはチヨから離れると、ズボンと下着を脱ぎ、ベッドに仰向けに転がる。

「ほら、欲しいんでしょ?い 自分で入れなよ」

チヨはタカダの横に座り込んだまま、動けずに周りを見る。
ソファの二人は、コトを終えたのか、寄り添いながらこちらを見ている。
無表情な男とは対照的に、女は官能的な笑みで次の出来事を待っていた。

カーテンの奥には、やはり2つの人影が見える。
ビニールでできた安っぽいそれは、男たちの興奮の息により曇っていた。


逃れられない。


チヨはすでに屹立しているものを見つめる。
ここで拒否できるほど冷静ではいられなかったし、何よりも、すでに刺激を与えられた下半身はさらなる刺激を求めてひくついている。

チヨはいつもとは違う感情につきうごかされ、タカダの上に乗ろうとしたときだ。


「違うよ、向こうむいて」

「え?」

「向こうむいて。お客様にきちんと顔見せなさい」

タカダの上から降ろされ、チヨはようやくその意図を知る。

「早くしなさい。お仕置きがいいの?」

チヨはためらいながら、タカダに背を向けるように跨った。
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