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第8章 待ち合わせ
マッサージ機の電源を切り、ベッドに横たわっていると携帯が鳴る。

「あっ」

待ち受けには、タカダからのメッセージの受信が表示されていた。


『こんばんは。仕事が忙しくて連絡できなかった。覚えてるかな?』

チヨは、高鳴る鼓動をおさえ、文字を打ち込んでいく。

『覚えてますよ。もう連絡もらえないかと思ってました』

『あれ?待ってた?またいじめて欲しい?』

『待ってたわけでは。。』

『なんだ、残念。ちーちゃんさえよければ、今度の土曜日、会えないかな?』

チヨははい、と返信しようとしながら、少し躊躇った。
また、いじめる気みたい。
どうしよう。
待ってた。
でも、実際にまた誘われると身構えてしまう。

『だめ?』

その言葉に、何度もだめ?と聞かれながら遊ばれた記憶が蘇る。

『いえ、空いてます』

『良かった。じゃあ、また遊ぼうか』



チヨは、期待を込めて、了承した。
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