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第8章 待ち合わせ
チヨは約束の18時。
駅前でタカダを待っていた。

約束通り、ミニのワンピース。
そして、下着の中は以前と同じく、おもちゃが入っている。

前回の約束。
タカダはもちろん覚えていて、待ち合わせにつけてくるように指示をしていた。

なくしたとか、約束を破る理由はなんだってあったのに、チヨはわざわざ電池まで交換して、家からそれをつけていた。

もちろんリモコンはタカダが持ち帰っていたので動き出すことはない。
けれど、街中をローターをつけて歩いているというだけで、チヨは言いようのない感覚を感じていた。


少し早く着きすぎたかな、と思っていると、タカダから連絡。

『急な仕事で少し遅れそう。ごめんなさい。1時間くらいかかるかも』

『大丈夫ですよ。どこかでお茶してます』

『ごめんね。それか、ちーちゃんさえ嫌じゃなければ、こっちまで来れるかな?その方が早く合流できるし』


チヨは二つ返事で受け入れた。
今いる駅からは乗り換えもないし、電車で行こうかな。

チヨはそのまま構内に入っていった。
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