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第9章 合流
「ほら、早くしなさい。言うこと聞くんでしょ?」

運転席から、タカダが促す。

チヨは、先ほどした約束をすでに後悔していた。






「下着を返して欲しかったら、俺の言うこと、ちゃんと聞くんだよ?いい子にしてたらご褒美にセックスしてあげるから」

「聞かなかったら?」

「うーん、お仕置き、違うな。罰ゲームかな」

罰ゲーム。
以前のあのゲームを思い出す。
また、同じようなこと、されるの?

「でも…」

「大丈夫、簡単な命令しかしないから。ちーちゃんだって、そのつもりで来てるんでしょ?興奮して濡らしまくってたくせに」

冷たいタカダの言葉に、チヨは受け入れるしかなかった。







夜の街を走る車の中で、意を決したチヨは背中のファスナーに手をかける。
腰の位置まで下ろすと、ワンピースが落ちないように注意しながら、片腕ずつ脱いでいく。

「ほら、それもおろして、見せなさい」

「…はい」

タカダの言うこと。
ホテルに着くまで、全てタカダの命令には「はい」と返事をして従うこと。
それ以外の言葉を発したら、即罰ゲーム。

外から、見えちゃうのに。
それでもタカダの命令は絶対だ。

押さえていたワンピースから手を動かすと、するりと足の上に落ちる。
露わになった胸元を、チヨは両手で覆い隠した。

「それも、外しなさい」

聞いたこともない、冷たい言葉遣い。


チヨが腕を動かそうとした時、信号が赤になり、車が止まる。

通行人も、隣のレーンにも車がいるのに。

心の中で思いながらも、声には出せない。

「青になるまでに、脱ぎなさい」

でも。

「ほら、点滅しだしたよ。いいの?」

タカダに、言われて見ると、反対側の歩行者用の信号が点滅している。

誰かに見られているかもしれない状況なのに。
チヨは、それでも興奮が抑えられない。

仕方なく、フォックを外すと、腕からも肩紐を脱いた。

「隠さないで」

チヨは手を下におろす。

すぐに信号は青になり、進みだした。
ほっと安堵しながら、ようやくチヨは運転席のタカダを見る。
無表情で、運転しながらチヨの様子には気にもとめない。


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