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第13章 闇の中
確かに。
いつもは早くても夕方だったのに。
まだ2時を回ったばかり。
時間はたっぷりある。
どうしよう、そんなに長い間、耐えられるかな。

チヨはさっぱりとした体をタオルで拭いながら思う。

でも。
チヨは早くもジワリ、と湿り気を帯び始めるのを感じる。

タカダに出会ってから。

どんどん、エッチなことばかり求めるようになった気がする。
今も、耐えられないかも、と思いながらも。
タカダのプレゼントを期待している自分が信じられない。


チヨは言われた通り、先ほど脱いだばかりの下着を身につける。

その上に、柔らかい肌触りのバスローブを着ると、ドキドキとする鼓動を抑えながら、部屋に続く扉を開けた。
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