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第4章 究極の選択

過去に付き合ったヒトも、好きって言われて、そのヒトのことがすごく好きだったわけじゃないけど、彼氏が居ないより居た方がいいな、っていう体面とか。
私のことを好きって言ってくれるヒトなんだから、時間をかけてその人を知れば好きになれるかも、って思って付き合った。

もちろん身体の関係も持ったけど、その人との別れがあっても、泣いて縋ったりしたこともない。結構淡々と別れてきてた。ドラマや映画じゃない。
劇的な大恋愛なんて、私の人生には関係ないって思ってた。ていうか、今も思ってる…

私にとって、身を焦がすような恋はいつだって酸っぱい葡萄だった。
叶わないから、望まない。

憧れることはあっても、スペックの高い、カッコいいヒトには彼女が居る。彼女や奥さんが居なければ、それは特定を作らないとか、何か事情がある人で。
そんな人のイチバンに自分がなれるなんて、そんな大それた夢は抱いちゃいけないの。