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同級生
第5章 虹
「ありがと…虹ってこんなに種類があるの知らなかった…」

「…風景って、一瞬一瞬違うもんだよ。同じ写真なんて撮れない。撮る人によっても違ってくる。俺なんてまだまだ。」

「…玄くんの、知らない顔見た気分…」

「まだ、怖い…?」

不安そうに呟く玄くんが、すごくかわいく見えた…

私はふるふるとかぶりを振る。
こんなピュアでキレイな写真を撮れる人が、怖いわけがない。

「…ヤバい…」

玄くんがふっと目を逸らして呟いた。

首を傾げると、玄くんは片手で口元を隠しながら

「やっぱ芳川カワイイ…取って食ったりしないって言ったけど…帰したくなくなってきた…」

その言葉に、私も 思わず膝に視線を落とす。
頬が熱くなってくるのが判った。
男性の部屋で、夜、二人きりでソファに隣り合って座ってるっていう、この状況が。
瞬きが早くなる。
どうしよう、どうしよう、どうしよう…
ドキドキしてたら、玄くんの手が、肩に掛かって。
もう片手でそっと顎を上げられて。
ゆっくりと、キスされた。
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