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夢…獏の喰わぬ夢
第4章 五月晴れ

なんてこと言うんだ。
人が鎮めようとしているのに…


僕は、獲物を仕留めるべく四つん這いの獣と化した自分を思い浮かべた。

僕の夢の中の僕と、彼女が作り上げた僕、どっちが奔放で僕らしいんだろう。


かろうじて、平常心を装った僕の蠢くものはほどなく彼女との密着から解放された。



キャンパスに向かわずに彼女と二人きりになりたい。

言い出せずに教室についてしまった。


講師が来るまでに

「シャツ似合ってるけど、目立つんじゃないかな‥」
と言った。


昨日と今日で僕達が変わったからかもしれないが、数人が彼女に目を留めたのも気になっていた。

「大丈夫よ。気配を消すのは得意だから、このシャツ気に入ったの、返したくなくなったから、着てきちゃった。」


「いいよ。あげるよ。」

シャツだけでなく、僕も僕の夢も彼女の夢の中の僕も…僕のものでなく君のものだ。
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