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OLオクサマのふぇろもん
第8章 Scene.08
 
 エスカレーターを降りて改札へと向かう女。

 その脇を小走りに追い抜き、チラッと女を見やる。

 ドクンッと強く脈打つ胸。

 細面の目元にホクロがある整った顔。

 明るい茶髪と似合った顔立ち。

 細い体とは不釣り合いな爆乳。

 谷間を見せてゆさゆさと爆乳を揺らし、短いスカートからムチムチの太腿を覗かせて歩く女。

 上玉過ぎる。

 こんな上等な体の痴女人妻なんて最高過ぎる。

 こんな夜中に一人で歩いてるのがいけない。

 込み上げてくる衝動に、自分を無理矢理正当化させた。

 今の彼女とは雲泥の差の爆乳をたぷんたぷんと揺らし、甘ったるい匂いを漂わせて通り過ぎていった女。

「フンッ…フンッ………」

 何時の間にか鼻息が荒くなっていた。

 女が改札を通り過ぎ、慌てて小走りに追い掛ける。

 人影もほぼ無い地下通路。

 この儘、あの女を見逃すつもりは無くなっていた。

「しめた………」

 お世辞にも綺麗とは言えないトイレへと方向を変えた。

 その小さな背中を男子トイレの方へと押した。
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