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月の川 〜真珠浪漫物語 番外編〜
第5章 Fly me to the Moon
…梨央様は少しずつ大人になられる…。
庭園の一部に設えられたテニスコートで光に教わりながらテニスをする梨央を屋敷の中から見つめながら、月城はぼんやりと思った。

光からプレゼントされたパリの最新流行のテニスウェアに身を包んだ梨央は14歳という年より大人びて見えた。
白い半袖のシャツに白い膝丈のスカートはフレアがたっぷり取られていて、梨央がテニスコートを駆け回る度にひらひらと舞い、中に履いたスコートがちらちらと見え隠れする。
…見てはならないと思いながら、吸い寄せられるように視線は梨央の身体に釘付けになる月城であった。
うっすらと汗が滲む白い首筋…
白いシャツは身体に張り付き、梨央の小さな、しかし優美な少女らしい曲線を描く美しい乳房のラインを露わに見せる。
ほっそりとした腰のラインから意外なほど女性らしく張ったお尻の曲線…。
そこからすらりと伸びた白く美しい脚…。
その太腿は普段長いスカートに隠されていたのでわからなかったが、決して太くはないのだがむっちりと肉惑的な薫りすらするほどの艶かしさで月城を驚かせた。
…いつの間に、あのように女性らしい身体に変わられ始めたのだろう…。
月城は胸苦しい思いに囚われる。

梨央は身体が弱いこともあり、幼少期は同年代の少女よりかなり小柄で身体つきも華奢で心配していたほどであった。
…それが、急に背が伸びられあのように大人の女性らしいお身体に変化されようとしている。
それは喜ばしいことなのに月城は切なく、また後ろめたい思いが胸に込み上げる。

…梨央様を1人の女性として邪な眼で見てしまう…。
あの美しい素肌に触れ、あの柔らかく儚げな乳房に触れ、梨央様を思うがままに抱きしめたいという邪念を捨てきれない…!
私は…
何を考えているのだ…!
なんと言う下劣な人間なのだ…!

月城は邪念を頭から振り払うように深呼吸をして、用意された冷たく冷えたレモネードを銀の盆に載せ、メイドと共に庭園に向った。

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