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月の川 〜真珠浪漫物語 番外編〜
第6章 あの月の頂で
梨央は月城に握られた手を更に強く握りしめる。
「…あ…んんっ…イッちゃう…イッちゃう…イク…ッ!」
梨央が月城の指に指を無意識に絡める。
月城はまるで愛撫するかのように、そのひんやりとした長い指で梨央の指を丁寧に撫で上げた。
そのあえかな感触に快楽に昂まりつつある梨央の身体は敏感に反応し、甘い声で啼く。
もう片方の手は綾香を求める。
「…おねえさま…手を握って…」
両手の持ち主から違う快楽と陶酔を与えられる。
「…イカせてあげるわ…梨央…貴方には最高の快楽だけを与えてあげる…」
梨央の最奧の甘い箇所を綾香の指が探り当て、最後の律動を繰り返した。
「ああっ…!…そん…な…も…だめ…っ!…イッちゃ…!…んん…っ!」
一際甘やかで高い声を発したかと思うと、梨央は細かく身体を震わせ、月城の手の甲に爪痕を残すほど強く握りしめる。
そして、がくりと月城に頭をもたせかかり一瞬、意識を手放した。
梨央の髪に飾られた白い薔薇がはらりと月城の胸に落ちる。
その花の香りに似た僅かな汗の薫りが月城に届く。
月城は梨央を愛しげに大切に背中から抱きしめる。
快楽の絶頂に達した梨央の身体は過敏になっている。
その抱擁だけでも、また身悶え甘く掠れた声で喘いだ。
「…ああ…お…ねえさ…ま…」
綾香は梨央の熱く熟し濡れそぼる花園からそっと指を外し、代わりに梨央の半開きになった唇に濃厚なくちづけを与える。
「…可愛い私の梨央…愛しているわ…」
綾香の声と滑らかな舌を送り込まれ、梨央はようやく現に戻ってきた。
「…ああ…お姉様…」
梨央の濡れた瞳が綾香を捉え、迷子の子供がようやく母親に巡り会えたかのように、必死で綾香にしがみつく。
「…愛している…お姉様…好き…大好き…」
「私もよ…淫らで可愛くていじらしい貴女が大好き…」
二人は暫く、熱く見つめ合い甘いくちづけを交わし合う。
月城は梨央の背後から離れ、くちづけを交わし合う梨央の髪に白薔薇を挿し直す。
跪いて、梨央のやや解けた腰のチュールのリボンを器用に結び直す間も、二人は愛の囁きとくちづけを止めることはない。
月城は黙々と愛しげに梨央の身なりを整える。
外れかかっていた真珠のイヤリングを優しく留め直す月城と梨央の目が合う。
黒々と濡れた極上の瞳で淫靡に笑った。
綾香は梨央のブラウスのボタンを留めている。
その陰で、梨央はそっと月城の手を握りしめた。
「…あ…んんっ…イッちゃう…イッちゃう…イク…ッ!」
梨央が月城の指に指を無意識に絡める。
月城はまるで愛撫するかのように、そのひんやりとした長い指で梨央の指を丁寧に撫で上げた。
そのあえかな感触に快楽に昂まりつつある梨央の身体は敏感に反応し、甘い声で啼く。
もう片方の手は綾香を求める。
「…おねえさま…手を握って…」
両手の持ち主から違う快楽と陶酔を与えられる。
「…イカせてあげるわ…梨央…貴方には最高の快楽だけを与えてあげる…」
梨央の最奧の甘い箇所を綾香の指が探り当て、最後の律動を繰り返した。
「ああっ…!…そん…な…も…だめ…っ!…イッちゃ…!…んん…っ!」
一際甘やかで高い声を発したかと思うと、梨央は細かく身体を震わせ、月城の手の甲に爪痕を残すほど強く握りしめる。
そして、がくりと月城に頭をもたせかかり一瞬、意識を手放した。
梨央の髪に飾られた白い薔薇がはらりと月城の胸に落ちる。
その花の香りに似た僅かな汗の薫りが月城に届く。
月城は梨央を愛しげに大切に背中から抱きしめる。
快楽の絶頂に達した梨央の身体は過敏になっている。
その抱擁だけでも、また身悶え甘く掠れた声で喘いだ。
「…ああ…お…ねえさ…ま…」
綾香は梨央の熱く熟し濡れそぼる花園からそっと指を外し、代わりに梨央の半開きになった唇に濃厚なくちづけを与える。
「…可愛い私の梨央…愛しているわ…」
綾香の声と滑らかな舌を送り込まれ、梨央はようやく現に戻ってきた。
「…ああ…お姉様…」
梨央の濡れた瞳が綾香を捉え、迷子の子供がようやく母親に巡り会えたかのように、必死で綾香にしがみつく。
「…愛している…お姉様…好き…大好き…」
「私もよ…淫らで可愛くていじらしい貴女が大好き…」
二人は暫く、熱く見つめ合い甘いくちづけを交わし合う。
月城は梨央の背後から離れ、くちづけを交わし合う梨央の髪に白薔薇を挿し直す。
跪いて、梨央のやや解けた腰のチュールのリボンを器用に結び直す間も、二人は愛の囁きとくちづけを止めることはない。
月城は黙々と愛しげに梨央の身なりを整える。
外れかかっていた真珠のイヤリングを優しく留め直す月城と梨央の目が合う。
黒々と濡れた極上の瞳で淫靡に笑った。
綾香は梨央のブラウスのボタンを留めている。
その陰で、梨央はそっと月城の手を握りしめた。