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月の川 〜真珠浪漫物語 番外編〜
第5章 Fly me to the Moon
さらさらと庭の木々の葉が風にそよぐ音が囁きのように聞こえる真夜中…。
光はそっと上半身を起こし傍らに寄り添うように眠る美しい従姉妹を見つめた。
窓から降り注ぐ月明かりに照らされた梨央の顔は、まるで人形のように美しく可憐で…どこか艶やかでもあった。
枕に散らばる黒髪はどこまでも美しく、清らかな白い額、三日月のような優美な眉、濃く長く反り返る睫毛、形の良い鼻筋、薔薇色の頬、珊瑚のように瑞々しい唇…
その唇は、すやすやと寝息を立てる為にややほころんでいて、光は思わずその傷つきやすい花のような唇に吸い寄せられるように顔を近づけ、己れの唇を重ねていた。
「…梨央さん…」
重ねた唇のあまりに甘やかな感触に、自制出来ずに尚も奪い、柔らかなその唇を味わい尽くすと、密やかに舌を差し入れる。
梨央の滑らかな舌先が触れ合う。
背筋に痺れるような甘美な快感が走り、光は堪らずに舌を絡める。
「…んっ…あ…ん…」
眠りの中の梨央が無意識に声を上げる。
光は素早く舌を離し、梨央の唇を開放する。
…心なしか梨央の頬は上気し、瞼は朱に染まっている。
呼吸が僅かに乱れ、半開きの唇からは溜息のような吐息が漏れる。
それにつれ、ネグリジェの胸元が上下する。
…まだ膨らみも僅かな青い禁断の果実のような乳房…
ネグリジェ越しの乳房は薄く…しかし確かに緩やかな隆起があり、梨央の少女から女性への美しい変化を認め始めていた。
その慎ましげな胸の膨らみに、光は美しく白い指を伸ばす。
…そっと…しかし淫靡にゆっくりと梨央の乳房を愛撫する。
禁断の果実は小さく柔らかく…握りしめると融けてなくなりそうな儚げなものであった。
成熟には程遠い未成熟な乳房であるのに、その未成熟さが却って梨央の隠された官能性を感じさせる。
「…梨央さん…!可愛い…」
薄い乳房を愛しげに揉み込む。
「…あ…んんっ…は…あ…」
梨央が無意識に官能めいた声を上げる。
光はそっと手を離す。
そして、梨央の唇にそっと重ねるだけのキスをして、再び添い寝をした。
「…今夜はここまでにしてあげる…貴方を少しずつ私の手で綺麗な蝶に変化させるの…私が貴方を女にするわ…待っていてね…愛しい梨央さん…おやすみなさい…」
何も知らずに清らかな寝顔を見せる梨央に妖しく語りかけると、光もまた瞼を閉じたのだった。
光はそっと上半身を起こし傍らに寄り添うように眠る美しい従姉妹を見つめた。
窓から降り注ぐ月明かりに照らされた梨央の顔は、まるで人形のように美しく可憐で…どこか艶やかでもあった。
枕に散らばる黒髪はどこまでも美しく、清らかな白い額、三日月のような優美な眉、濃く長く反り返る睫毛、形の良い鼻筋、薔薇色の頬、珊瑚のように瑞々しい唇…
その唇は、すやすやと寝息を立てる為にややほころんでいて、光は思わずその傷つきやすい花のような唇に吸い寄せられるように顔を近づけ、己れの唇を重ねていた。
「…梨央さん…」
重ねた唇のあまりに甘やかな感触に、自制出来ずに尚も奪い、柔らかなその唇を味わい尽くすと、密やかに舌を差し入れる。
梨央の滑らかな舌先が触れ合う。
背筋に痺れるような甘美な快感が走り、光は堪らずに舌を絡める。
「…んっ…あ…ん…」
眠りの中の梨央が無意識に声を上げる。
光は素早く舌を離し、梨央の唇を開放する。
…心なしか梨央の頬は上気し、瞼は朱に染まっている。
呼吸が僅かに乱れ、半開きの唇からは溜息のような吐息が漏れる。
それにつれ、ネグリジェの胸元が上下する。
…まだ膨らみも僅かな青い禁断の果実のような乳房…
ネグリジェ越しの乳房は薄く…しかし確かに緩やかな隆起があり、梨央の少女から女性への美しい変化を認め始めていた。
その慎ましげな胸の膨らみに、光は美しく白い指を伸ばす。
…そっと…しかし淫靡にゆっくりと梨央の乳房を愛撫する。
禁断の果実は小さく柔らかく…握りしめると融けてなくなりそうな儚げなものであった。
成熟には程遠い未成熟な乳房であるのに、その未成熟さが却って梨央の隠された官能性を感じさせる。
「…梨央さん…!可愛い…」
薄い乳房を愛しげに揉み込む。
「…あ…んんっ…は…あ…」
梨央が無意識に官能めいた声を上げる。
光はそっと手を離す。
そして、梨央の唇にそっと重ねるだけのキスをして、再び添い寝をした。
「…今夜はここまでにしてあげる…貴方を少しずつ私の手で綺麗な蝶に変化させるの…私が貴方を女にするわ…待っていてね…愛しい梨央さん…おやすみなさい…」
何も知らずに清らかな寝顔を見せる梨央に妖しく語りかけると、光もまた瞼を閉じたのだった。