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背徳のディスタンス
第5章 淫らな遊び
(あ……、だめ、ああ……っ)
奈々は机の上できつく拳を握りしめた。
「ーーがあり、ーーでは、今月の成績のーーで、今後の目標としましてはーー」
部署の社員は半数ほど大会議室に集められ、会議が始まっている。部長がホワイトボードに成績を書き記し、それにそって話は進んでいた。
月二回。定期的に行われているものだった。
真面目な奈々はいつもきちんとメモを取りながら部長の話を聞いているが、今回はその余裕がなかった。
ブラとショーツにつけられたおもちゃは始まってすぐに振動し始め、緩い刺激が延々と奈々を襲う。
隣には望。周りには社員たち。奈々はいつバレるかもしれないこのシチュエーションに、今までになく興奮していた。
「……ふぅ……」
きつく口を閉じても、小さな吐息が洩れてしまう。抑えようとすればするほど、クリトリスに当たるおもちゃの存在を嫌でも感じてしまうのだ。
(あ……気持ちいい……頭の中がおかしくなりそう……)
このまま絶頂を迎えられたらどんなに楽か。先ほど小会議室でギリギリまで高められているのだ。イキたい欲求が募っていた。