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新月の闇 満月の光
第8章 夢一夜


私がずるりと真紘さんの息子を撫でると、ビクンとソレが動く。


そうやって反応して貰えるのが嬉しすぎて真紘さんのお腹に到達した唇で、はむっと息子さんの頭を咥えた。




「んっ………… 、ゆ、結芽っ、あんまっ、無理すんなっ…… 」




震える真紘さんの声に、私は気を良くして一生懸命になった。


張り詰めて戦慄くモノが不思議と愛しくて仕方がない。


私は、夢中で紅葉に教えられた通りに真紘さんを愛して行く。


紅葉曰わく。


こうして彼の息子さんを愛でてあげると彼はとても喜ぶそうで…………。


男全般に当てはまるから、マンネリになって来たら、やってやんなと、伝授された。




経験豊富な紅葉さんの、テクらしいです。




「つっ……、結芽っ、こんなの、何処で覚えたっ!? 」




『たまんないっ!!』そんな風に捉えられる真紘さんの声音。




「もみひ………… 」




鈴口から溢れ出る液体を舐めたり吸ったりしつつ、咥えたままで私は手解きを受けた人物の名を口にした。


上手くは話せなかったけど、ニュアンスは感じられた筈。




「あ……の、……アマ…… 」




荒れた言葉、荒い息遣い。


私の意識は、真紘さんの一挙手一投足総てを見落とさず、聞き逃さず、全神経を集中させる。


愛しい貴方の聲を聞く。


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