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Vesica Pisces
第13章 太陽は静寂を零す
並んでベッドに潜り込み、ベッドライトを暗くする。

『然くん、上手くなってた?』

「あんなもんじゃね?然より上手い奴なんて五万といるよ、本番に実力が出せるかどうかだし」

そう言いながらも透の表情は柔らかい。

『おやすみ』

うつ伏せになって枕に顔を埋める透の髪にキスをした。

「お前っ…まじなんなの?」

今日の透はなんだか機嫌が悪いらしい。

『疲れてる?』

「疲れてる!」

『じゃあ、寝ようよ』

頭をがしがしと掻きむしって透は身を翻して押し倒してきた。

明らかに拗ねている。

唇を尖らせたままパジャマのボタンを外していく。

「とーぅ?!」

3つ外してパジャマを剥くとちゅうっとキツく乳房に吸い付いた。

「ッン…ぁ…ぇ…」

中途半端に腕に絡みついているパジャマが腕の自由を奪っていて、腰を跨いでいる透は相変わらず不貞腐れている。

ちゅっ、ちゅっと立て続けに痕を残す。

「と、るっ!」

声を出さないと透は止まらない。

顔を上げた透の目は真っ直ぐにこちらを捕らえていた。

「昔のオトコが同じ会社なんて聞いてない」

尖らせた唇がそんな台詞を零すと、透は口元を手で覆って体を離した。


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