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妖魔滅伝・真田幸村!
第1章 吉継の娘
彼女の目に映るのは、暗闇の中でぎらぎら光る、異形の者の赤い眼だった。
『ああ……海を越えた異国でも、変わらずに女の胎は極上だ。さあ、好きなだけ逝くといい。たっぷりと精を注いで、魔を孕む身体に変えてやろう』
異形の姿は、一見するとあまり人と違いはない。骨ばった体は青白く、しかし女より大分背丈はある。女を床に押さえつける手が異常に大きく、それに触れると女の体からは自由が奪われた。
女の身に着けていた寝巻きは、無残に切り裂かれ辺りに投げ捨てられた。涙ももう出ないくらいに、女の体は異形に弄ばれた。抵抗した足は割り開かれ、今は迎合するかのように異形の腰へと絡んでいる。異形の股ぐらから伸びる恐ろしい逸物は、未通の乙女であった女の膜を破り、子宮まで届くほど深く犯していた。
心でいくら嫌悪しても、体は既に異形の虜となっていた。胎に異形の精を浴びせられるたび、精は根を張り『中』を作り替えていく。女の白い肌からは、淫らな香りと共に、段々と魔の匂いが放たれていた。
「あ……ん、はっ、あ……」
もはや女が発するのは、異形相手に発情し鳴く声のみ。人としての生を、女は失おうとしていた。