この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
帝都被虐奇譚 美少女探偵助手の危険な冒険、ふしだらな願望
第11章 乙女達の逃亡
紀子の鮮やかな撹乱作戦が功を奏し、寧子さまと少女探偵助手はなんとか、通りに脱出することが出来ました。
「紀子…そなたには、礼を申します」
「寧子さまッ、ご安心なさるのは早すぎますッ。まずはタクシーを捕まえて少しでもここを離れなくては!」
紀子の旗手で、黄色い車がウインカーを出して停車しました。
「先生ッ、紀子は無事、お務めを果たしましたわ」
ここ数日の恐怖と緊張が緩み、こみあげてくるものを抑えきれない紀子。そんな紀子を抱きしめる寧子さまです。
「改めて礼を申します、紀子。そなたは帝都一、優秀な探偵です」
「もったえのうお言葉ですわ、姫様」
紀子もその手を握り、可憐な乙女二人はひしっと抱き合います。

「お嬢様方、どちらへ参ればよろしいかな?」
タクシーの運転手は、しばし車を走らせてから行き先を聞きます。奇跡の脱出に感無量となった紀子はまだ行き先すら告げずにいたのです。
「そ、そうでしたわね。帝都警察、いえ、篠宮探偵事務所に車を走らせてくださいませ」
紀子は、瞳をぬぐいながら言います。
「そうすると、お嬢さんはあの高名な篠宮文人探偵の助手さんですかい?」
「ええ、そうでしてよ」
紀子は、どこか誇らしい気持ちで答えました。ですが、運転手は、奇妙な質問を続けます。
「そうすると、なんぞ事件でも」
「ええ・・・でももうすぐ解決しますわ」
我が国一番の姫君誘拐という難事件解決の立役者は、頷きながら言います。
/39ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ