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帝都被虐奇譚 美少女探偵助手の危険な冒険、ふしだらな願望
第2章 誘拐・・・怪盗の魔手に紀子が囚われる・・・
帝都離宮が騒然としたのは、偽りの姫君がさらわれてから遅れること一時間の後でした。
「篠宮さん、寧子嬢、いや紀子さんが誘拐されてしまった!!」
「なんですって!?」
篠宮探偵と池上警部が現場に駆けつけます。開け放たれ、破られたガラス窓から吹き込む風に揺れるカーテンには、奇人五十面相残したメモが結び付けられていました。そこにはこうありました。
『名探偵くんへ 今宵、輝ける君の大切な【姫君】はお預かりした 無事返して欲しければ、真のプリンセスと交換されたし 奇人五十面相』
可愛い助手を奪われた名探偵氏と、警部殿は青くなって顔を見合わせたのです。
「篠宮さん、寧子嬢、いや紀子さんが誘拐されてしまった!!」
「なんですって!?」
篠宮探偵と池上警部が現場に駆けつけます。開け放たれ、破られたガラス窓から吹き込む風に揺れるカーテンには、奇人五十面相残したメモが結び付けられていました。そこにはこうありました。
『名探偵くんへ 今宵、輝ける君の大切な【姫君】はお預かりした 無事返して欲しければ、真のプリンセスと交換されたし 奇人五十面相』
可愛い助手を奪われた名探偵氏と、警部殿は青くなって顔を見合わせたのです。