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17歳の寄り道
第8章 【碧編】誓い
「あーあ、碧がベタベタすっから勃ってきちゃったじゃん」

遥らしい受け答えに愛しさが湧く。

「……じゃあ……部屋、おいでよ。」

初めての仲でもないし、さっきなんて高架下であんなことをしたのにも関わらず、私は処女のようにドキドキしながら遥を誘った。

「…うん。行く」

また、泥棒さながら屋根から自分の部屋に侵入すると、窓の鍵は開いたままでホッとした。
部屋の中も変わっていない。

暗さに目が慣れていたので、電気をつけずに汚れた靴下を脱ぐ。遥も靴を脱いでさっきの雑誌の上に置いた。

両親はもう隣の部屋で寝ているはずだ。声は出せないから、囁き声でそっと名前を読んだ。

「遥…」

遥が、ポケットから何かを取り出して、私に託す。
カサっと音がしたそれは、前に買っていたコンドーム。

枕元に置いとけと言われて、言うとおりに置いた。
遥は服を脱ぎ捨て、ベッドに座っている私の服を一枚一枚脱がせてゆく。

二人とも全て脱ぎ捨てて、固く抱きしめあった。遥のものが憤りながら私の足の付け根に当たる。少し腰を引くと、わざと追いかけてくるように当てられ、肌で硬さを感じた。

「すごいね、硬い…」

遥のものを撫でるようにするすると触れる。握り動かすと、遥の吐息が耳にかかった。
遥は、甘い吐息と共に私の耳たぶを唇で食む。

「ん…っ…」

声は出してはいけないので、遥は私の唇を辿って触れながら指を咥えさせた。
私はそれを舐めながら、遥のものを揺すり動かしてゆく。

遥の片手が、私の太ももを滑って、温かく潤んだ茂みに容易に辿りつく。すっと指を動かして、上の方にある突起を撫でつけた。

「んううっ…」

ビンビン強く迫るそこへの刺激に、くぐもる声を出しながら、遥の指をしゃぶりつくす。
遥は私の唇から手を離し、突起を触る手を通過して、今度は潤みの中へ指を沈めた。

遥は両手で、私の大事なところを攻め立てる。
ぐーっと中指を挿れ、ゆっくりと弧を描く様に中を掻き混ぜ始めた。

「あーっ…ああ、遥、遥、…」

そんなに激しくしたら、私…
規則的に水音がして、あそこが蕩け出してしまいそう。

「親に聞こえるよ。いいのかよ…」
「―――っ…」

聞こえたら、絶対にダメ。
そう言いながらも、遥は手を休めずに私の反応を愉しんでいるようにも見えた。
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