この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
17歳の寄り道
第9章 【村上編】化学教師、村上浩輔
昼間浅野に見せていた、あんな淫らな色はなく、17歳そのもののあどけなさの残る寝顔。
俺は、彼女が寝ているのをいいことにまじまじと観察する。
白い肌だな。さっきは真っ青だったけど、少し桜色になっている気もする。
改めて見ると詩織に全然似てねぇな。何で似てると思ったんだろう…
そんな事を思いながら、腕を組んで溜息をつく。
俺はまだ、詩織の面影を追いかけているのか。
普通に送り届けるつもりだった。
なのに…そうはさせてくれなかった。
苦しそうにする彼女を胸の中に収め、心配しながらもそれ以上を妄想する始末だった。
瞳を潤ませて縋りついてくる白川をどうしても振り切れない。
昼間の光景が頭をよぎる。
ガキが、あんな顔しやがって。
何故だか拒めない、見捨てられない感情は、俺を甘く刺激した。
彼女の柔らかな体とうなじから漂う甘い香りは、俺の興奮材料となり、気がつけば、車の中で白川を抱きしめていた。
俺が抱き締めたかったのか、白川が望んだのか、どちらかわからないほど興奮していた。
ガキなんて興味ない。
なのに…
なんで抱きしめてるんだ?
白川の顔は上気して、俺に服従するように見上げる。
この桜色の唇を塞いでやろうか。そしたら、白川はどうするだろう。
俺を受けいれるだろうか。
僅かに残る理性で衝動を抑えながら、「誰にも言うなよ」と、釘を刺し、俺の下半身は痛いほど怒張していた。
何とか、白川を送り、母親に声を掛けた。
白川を少しシャープにさせたような風貌の母親。
気ぜわしく、まくしたてるような話し方。白川は精一杯いい子でいようと努めているように見えた。
「彼女の事を気に掛けてあげて下さい」
俺なんかが言えた事かと、自分に突っ込みを入れながら、母親に説いた。
所詮、俺なんてこの程度の男だ。
先生、先生、と声を掛けてくる生徒はいても、尊敬されるような男ではない。
女子生徒に迫られて、簡単にズボンを膨らませるような男なのだ。
俺は、彼女が寝ているのをいいことにまじまじと観察する。
白い肌だな。さっきは真っ青だったけど、少し桜色になっている気もする。
改めて見ると詩織に全然似てねぇな。何で似てると思ったんだろう…
そんな事を思いながら、腕を組んで溜息をつく。
俺はまだ、詩織の面影を追いかけているのか。
普通に送り届けるつもりだった。
なのに…そうはさせてくれなかった。
苦しそうにする彼女を胸の中に収め、心配しながらもそれ以上を妄想する始末だった。
瞳を潤ませて縋りついてくる白川をどうしても振り切れない。
昼間の光景が頭をよぎる。
ガキが、あんな顔しやがって。
何故だか拒めない、見捨てられない感情は、俺を甘く刺激した。
彼女の柔らかな体とうなじから漂う甘い香りは、俺の興奮材料となり、気がつけば、車の中で白川を抱きしめていた。
俺が抱き締めたかったのか、白川が望んだのか、どちらかわからないほど興奮していた。
ガキなんて興味ない。
なのに…
なんで抱きしめてるんだ?
白川の顔は上気して、俺に服従するように見上げる。
この桜色の唇を塞いでやろうか。そしたら、白川はどうするだろう。
俺を受けいれるだろうか。
僅かに残る理性で衝動を抑えながら、「誰にも言うなよ」と、釘を刺し、俺の下半身は痛いほど怒張していた。
何とか、白川を送り、母親に声を掛けた。
白川を少しシャープにさせたような風貌の母親。
気ぜわしく、まくしたてるような話し方。白川は精一杯いい子でいようと努めているように見えた。
「彼女の事を気に掛けてあげて下さい」
俺なんかが言えた事かと、自分に突っ込みを入れながら、母親に説いた。
所詮、俺なんてこの程度の男だ。
先生、先生、と声を掛けてくる生徒はいても、尊敬されるような男ではない。
女子生徒に迫られて、簡単にズボンを膨らませるような男なのだ。