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17歳の寄り道
第9章 【村上編】化学教師、村上浩輔
白川を届けた後は酷く疲れた。
が、俺の昂りは全く治まらない。
家に帰ってソファに腰掛け、熱と硬さをもつ自分自身の肉を握ると、取り憑かれたようにこすった。
いつもはオナニーするのにも適当に動画などを引っ張ってくるが、そんなものはいらなかった。
詩織の選んだこの深みのあるブラウンのソファで俺は、男性器に指を添え、無心でカリを刺激する。
白川のあの肉感的な体を思い起こしながら、想像力が足らない部分は詩織で補う。
一糸纏わぬ白川が、俺に跨り、目の前で白い乳房を揺らす。
その乳房を捕まえ、揉みしだいて先端を吸い上げる。
「あんっ、せんせい、気持ちいいっ」
とだらしない恍惚の表情で、俺の上で腰を振り、俺の肉塊は白川の淫靡な蜜を掻き出す。
「いっちゃう、いっちゃう浩輔さんっ…」
「はあ、はぁ…っ、」
吐きそうなほど最低な妄想に耽り、俺は白濁した邪念を発した。
この時の昂りは若い頃に引けを取らないほどだったが、終わってみると酷く虚しいものとなった。
何て想像をしてしまったんだ
何を簡単に翻弄されているんだ。
これでは俺も、あいつが忌み嫌っている義父と同じじゃないか―――。
そういう葛藤の一方で、白川が浅野だけでなく俺にまでもすり寄ってきた事実も心配になっていた。
あいつは、男なら誰でもいいのだろうか。
浅野と付き合い始めたんじゃないのか…?
いかん。もう考えるな。忘れろ。
のめり込んでどうする。
明日から、何もなかったようにすればいいだけだ。
考えれば考えるほど、闇に陥りそうな思考を振り切り、バルコニーに出て煙草に火をつける。
空は、ほとんど満月に近い黄色い月に、雲がかかっていた。
「明日は雨か…」
曇り空と同じ色の煙が上がる。
溜息と苛立ちを乗せて、夜空へ。
が、俺の昂りは全く治まらない。
家に帰ってソファに腰掛け、熱と硬さをもつ自分自身の肉を握ると、取り憑かれたようにこすった。
いつもはオナニーするのにも適当に動画などを引っ張ってくるが、そんなものはいらなかった。
詩織の選んだこの深みのあるブラウンのソファで俺は、男性器に指を添え、無心でカリを刺激する。
白川のあの肉感的な体を思い起こしながら、想像力が足らない部分は詩織で補う。
一糸纏わぬ白川が、俺に跨り、目の前で白い乳房を揺らす。
その乳房を捕まえ、揉みしだいて先端を吸い上げる。
「あんっ、せんせい、気持ちいいっ」
とだらしない恍惚の表情で、俺の上で腰を振り、俺の肉塊は白川の淫靡な蜜を掻き出す。
「いっちゃう、いっちゃう浩輔さんっ…」
「はあ、はぁ…っ、」
吐きそうなほど最低な妄想に耽り、俺は白濁した邪念を発した。
この時の昂りは若い頃に引けを取らないほどだったが、終わってみると酷く虚しいものとなった。
何て想像をしてしまったんだ
何を簡単に翻弄されているんだ。
これでは俺も、あいつが忌み嫌っている義父と同じじゃないか―――。
そういう葛藤の一方で、白川が浅野だけでなく俺にまでもすり寄ってきた事実も心配になっていた。
あいつは、男なら誰でもいいのだろうか。
浅野と付き合い始めたんじゃないのか…?
いかん。もう考えるな。忘れろ。
のめり込んでどうする。
明日から、何もなかったようにすればいいだけだ。
考えれば考えるほど、闇に陥りそうな思考を振り切り、バルコニーに出て煙草に火をつける。
空は、ほとんど満月に近い黄色い月に、雲がかかっていた。
「明日は雨か…」
曇り空と同じ色の煙が上がる。
溜息と苛立ちを乗せて、夜空へ。