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17歳の寄り道
第16章 【千晴編】最初で最後の日
ベッドの上、藤田先生の手によって、背中のファスナーが開かれて行く。
柔らかく夏らしい薄手の素材であるワンピースが、音も立てずに私の太ももまではらりと脱げ落ちた。
そして、私の上半身には黒い繊細なレースのブラジャーだけが残る。
こんなブラも普段はつけない。今日という特別な日のために、愛する人に少しでも大人っぽく見せたかったのだ。
膝上でもたついているワンピースに指を掛けて脚を抜き、ソファにそれを掛けた。
下も黒いショーツを着けている。薄くはない秘密の茂みは、昨晩念入りに手入れをした。それも、藤田先生のためだ。
自分の体はキライだ。
碧みたいに胸があるわけじゃないのに、お尻だけは大きくて。
私の身体を、先生はどう思うだろう?
下着姿で、藤田先生の隣にぴたりと寄り添い座った。
私だけ、こんなに肌を晒して。
恥ずかしさに震えながら、先生に身体を預けてゆく。
「何か言ってください、恥ずかしくて…」
「自分で脱いだんだろう」
「そう、ですけど……」
いつものことだけど、つれない……
私は、胸元を隠しながら俯いていた。
「次は?」
と、先生が訪ねる。
「さっさとしないと時間がなくなるぞ」
時間?
時間なら、朝まであるはずなのに…
「朝までいてくれるんじゃあ…」
まさかという思いで尋ねる。
「それは流石に無理だよ。お前は高校生なんだから」
顔色ひとつ変えずに、先生はピシャリと断りを入れた。
……嘘つき。
泊まりでもいいよって、バスの中で言ってたくせに、そんなに簡単に覆しちゃうんだ。
さっさと抱いたら、帰ろうと思ってるんだ。
自分に気のある女子高生なんて、教師にとっては面倒なだけだもんね。
私の事、それほどに迷惑なら、元から受け入れなければよかったのに。
先生は、残酷だ。
分不相応な下着姿で、唇を噛み締めた。
柔らかく夏らしい薄手の素材であるワンピースが、音も立てずに私の太ももまではらりと脱げ落ちた。
そして、私の上半身には黒い繊細なレースのブラジャーだけが残る。
こんなブラも普段はつけない。今日という特別な日のために、愛する人に少しでも大人っぽく見せたかったのだ。
膝上でもたついているワンピースに指を掛けて脚を抜き、ソファにそれを掛けた。
下も黒いショーツを着けている。薄くはない秘密の茂みは、昨晩念入りに手入れをした。それも、藤田先生のためだ。
自分の体はキライだ。
碧みたいに胸があるわけじゃないのに、お尻だけは大きくて。
私の身体を、先生はどう思うだろう?
下着姿で、藤田先生の隣にぴたりと寄り添い座った。
私だけ、こんなに肌を晒して。
恥ずかしさに震えながら、先生に身体を預けてゆく。
「何か言ってください、恥ずかしくて…」
「自分で脱いだんだろう」
「そう、ですけど……」
いつものことだけど、つれない……
私は、胸元を隠しながら俯いていた。
「次は?」
と、先生が訪ねる。
「さっさとしないと時間がなくなるぞ」
時間?
時間なら、朝まであるはずなのに…
「朝までいてくれるんじゃあ…」
まさかという思いで尋ねる。
「それは流石に無理だよ。お前は高校生なんだから」
顔色ひとつ変えずに、先生はピシャリと断りを入れた。
……嘘つき。
泊まりでもいいよって、バスの中で言ってたくせに、そんなに簡単に覆しちゃうんだ。
さっさと抱いたら、帰ろうと思ってるんだ。
自分に気のある女子高生なんて、教師にとっては面倒なだけだもんね。
私の事、それほどに迷惑なら、元から受け入れなければよかったのに。
先生は、残酷だ。
分不相応な下着姿で、唇を噛み締めた。