この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
17歳の寄り道
第2章 【碧編】恋
「先生、私も天文部入る。今日お母さんに署名してもらって明日入部届出すから、今日部室行ってもいい?」

村上先生は興奮気味の私に驚いている。


「ああ、いいけど…何だ?昨日は『浅野がいるから嫌』っつってなかったっけ」

「変わったの!」


変わったの。

心が、昨日とは違うの。

浅野君のこと、もっと知りたい。



プレハブ建てのような文化部の部室に辿りつき、天文部のプレートを探し、ガチャリとドアを開けた。


そうっと覗くと、ドアを開けたことに気付いた何人かの部員が、戸惑いの形相でこちらを見る。

「あっ、こんにちは。2年A組の白川碧です。天文部に入ることになりまして…」

「え。女の子?」

立ちあがって出迎えてくれた人は優しげな3年生だった。


「部長の高田です。入部の手続きはまだだよね…?」

「はい、明日村上先生に入部届を出すことになってます」

「そっか、了解。2年A組ってことは、浅野君と一緒?」

と、高田部長が向けた視線の先に、浅野君がふてぶてしく足を机に投げ出し、ヘッドホンを着けて漫画を読んでいた。

マンガみたいな不良の図だな。


その後は、部活動のことについて、一通り説明を受けた。
流星群の時期は、学校の泊まって屋上で観測するらしくて、わくわくした。
とても楽しそうだ。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ