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17歳の寄り道
第28章 【千晴編】誰にも言えない
私のLINEには、藤田が二人いる。
シティホテルでの待ち合わせで一度やりとりしただけの、「藤田哲(さとし)」。
いちご狩りに行く予定の大学生、「藤田惇(あつし)」……。

結局いちご狩りは、翌週の土曜日に行くことになった。


当然ながら藤田先生は、私がいちごが好きなこととか、全く知らない。
私も藤田先生が一体何を好きなのか…知らないなぁ。

クラシックが好きということしか……。




そしてまた火曜日の点検の日。
作業が終わり、体育倉庫の中で先生の背中にぴたりとくっついた。
広い背中が愛しくて、離れたくない。

「先生は、何の食べ物が好きですか?」
「…いきなり何だ?」

雑談らしい雑談もしたことがないし、仕掛けても怪訝そうに返されて終わってしまう。

「いちごは好きですか?」
「さっさと脱げ。終わらないだろう」

会話も続かない。触ってはくれるのに……。
悲しくなりながらパンティーを下ろしたら、先生が私の後ろに立った。
今までにない展開に、先生を見ようと腰を捻ると、背中をぐっと押さえられる。

「棚に手をつけ」
「は…はいっ」

いつもと違うことをするの?

私はすぐに手をつき、脚を開いて先生に向けてお尻を突き出した。
すると先生は私の後ろに跪き、お尻を乱暴に掴んで目一杯左右に広げた。
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