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17歳の寄り道
第2章 【碧編】恋
浅野君は、着ていたシャツを脱ぎすて、上半身だけ裸になる。私と同じ格好だ。

そして、私の後ろから両手で胸をつかみ、揉みしだく。
両方の中指で、くりくりと先端を転がされ、「あん!」と身体を震わせてしまってまた赤面する。

そんな私に、彼がふっと笑いを見せる。

「声我慢すんなよ、もっと聞かせて」
と、耳元で言うものだから、ゾクゾクが止まらない。

おっぱいは忙しなく揉まれてすごい形になってるし、すごく恥ずかしいことをしているはずなのに。

義父や、公園の男は、気持ち悪いだけなのに…
相手が浅野君だからか、これから先の展開を望む、いけない私がいた。


私のお尻の谷間に、浅野君のものが当たり擦れている。

「あ…ああっ…」

擦れて、…それがたまらない。
直接当たっているわけではないのに。

浅野君の部屋に充満する、なんとも言えない二人の発情している空気に、むせ返りそうなほどだ。

私って、こんなエッチだったんだ。

やがて浅野君の手は胸から離れて、私を彼の方へ向かせた。
向き合うと恥ずかしくて、目が見られない…
視線を落とした先には、浅野君の欲情が見て取れるほど怒張している。

「碧の、、、、見せて」

彼は、秘部を表す卑猥な4文字の言葉を口にした。

「だ、誰にも見せたことないの」
「え?朝言ってたのはガチかよ」
「うん…」

こくっと首を縦に振ったら、浅野君は困惑の混じった瞳で私を見つめ返す。

「処女なのに、俺なんかにおっぱい揉ませてんの…?」
「俺なんかって………」

浅野君だから、いいんだよ。
もじもじと目を伏せたら、浅野君は私から距離を取る。

「浅野君の彼女ほど、浅野君を気持ちよくしてあげられないかもしれないけど、私…」
「いや、今は彼女はいねぇけど」

「そうなの?」と、嬉しそうにしてしまった。浅野君はまだ困惑している。

「……つうかさ…お前昨日まで俺に興味もなかっただろ。なのに…」
「なのに…?」
「…………はあ。萎えちった」

トランクスを確認すると、テントがなくなりなだらかな曲線を描いている。
時刻は、19時を過ぎていた。
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