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17歳の寄り道
第36章 【千晴編】台風の夜
小さな布が私の足首に掛かったまま、大きく片足を持ち上げられる。
先生は、開かれた秘密に唇を近づけて、下から私を強く見据える。
「どうしてほしい」
今、先生の視界に入っている。
あられもない姿で。
そこに熱い息が掛かって、ドキドキして、見ていられないのに、視線をそらせない。
「……先生がしたいように、………………んっ!」
すぐに秘密に舌を埋められ、太い指が緩急をつけて突起を優しく撫でる。
突然始められた卑猥な愛撫に、声を抑えながら、先生が離れて行かないように逞しい肩に手を掛ける。
先生が私を求めてくれるなら、猥褻な行為だって何だって、こんなに嬉しい事はない。
震えながら体をしならせると、太い指が中を掻き回し、耐えられないほど水音が続く。
「うあ、…あ、先生っ……」
8年前の体育倉庫で、毎週味わった密やかな快感。
懐かしい指。
もがいても、快感からは逃してもらえなくて、愛撫の終わりは先生次第だった。
それを思い出しながら絶頂の入り口が見えた時、ぬるりと指が離れた。
「や……っ」
イキそうだったのに。
先生らしい意地悪な愛撫に、唇を噛む。
再び鏡に向けさせられて、耳たぶを噛まれ、うなじを舐め上げられて、洗面に伏せさせられた。
先生にお尻を差し出すと、グレーのスウェットを大きく隆起させている先生の硬いものが、私の内腿の肌にぐりっと押し付けられた。
「っ…」
前のめりの姿で、数回ズボン越しに擦り付けられてますます唇を噛み締めた。
その後は衣擦れする音が背後から聞こえてくる。
先生のスウェットの音…?
きっと今、ズボンを下にずらして、そして……
このまま、挿れられちゃうのかな。
乱暴でも痛くても先生なら構わないけど、先生との初めては、顔を合わせて交わりたい。
「……あっ」
先生の熱い塊が、私の外側をぬるりと滑った。